GK 21柳川
DF 18大川 32樋口 2佐藤 15栄
MF 8角木 36萩生田 27眞弓 31舘
FW 19太田 29堀田
今年初の公式戦、この大会の上位に食い込むと神奈川県選手権や全国社会人関東予選に出場する道も開けてくる大切な試合。 相手は格下ではあるが、強力な攻撃陣を持つチーム、油断はできない。
14:50前半開始
グラウンド状態が悪く、イレギュラーバウンドが多く、序盤は両チームともパスがつながらない。
特にかながわクラブのDFは32樋口、2佐藤を中心に相手を封じ込めていたが、中盤でパス回しができず、なかなか相手陣内でゲームができなかった。
時間がたつにつれて、ようやくボールが落ち着いてくるようになり、サイド攻撃ができるようになって来た。
15分右サイドバックの大川の攻撃参加からゴール前へ、人数をかけた分厚い攻撃、ゴール前でパスをつなごうとするが、なかなかシュートまで持っていけない。
30分すぎには、秦野FCが中盤でボールをインターセプトして速攻、中央から強烈なシュートを打たれるが、21柳川のファインセーブ。 さらに、秦野FCの右サイドからえぐられて、中央にゴロのパス、フリーでシュートを打たれるが、右に外れる。
全体的にはボールコントロールはかながわクラブのほうが上だが、中盤でボールをうまく散らすことができない。 右サイドなら、サイドバックもボランチも右の中盤の選手もみんな集まってしまって、真ん中のスペースに誰もおらず、パスの出しどころがない。 中央でボールを受けたときは、その逆。
攻撃にあまり見せ場がないまま、前半終了。
前半総括
ボランチ、サイドバックが攻撃参加できれば、幅の広いサイド攻撃、中央からのパス交換、などで何とかゴール前近くまで持っていけるのだが、最後のシュートまでなかなかいけない。 前半だけを見ると、決定的なチャンスは秦野FCのほうが多かった。 ただ、相手のミスにも助けられたことも否めない。
後半開始
前半と選手交代なし。
後半開始早々、4分左サイド19堀田がボールをキープ、36萩生田に渡して、体を張って中央に切り込む。 最後はフリーの19太田にボールを流して、シュート、ゴーーーーーーール! 1−0。 待望の先取点。 ここからかながわクラブのペースになる。
相手の疲労からか、秦野FCはDFとFWの距離が長くなり、中盤にスペースができて、かながわクラブが中盤でボールを持てるようになってきた。 ただ、中盤でボールを持てるようになったからか、サイドからの攻撃が少なくなってきた。
17分左サイドの31舘からゴール前中央の29堀田へ鋭いクロスが通る、しかしトラップミスで相手に奪われる。
21分 15栄OUT 26富山IN
19太田を中盤に下げ、8角木をボランチに、ボランチの27眞弓が左サイドバックに入る。
29分29堀田が中央でボールをインターセプト、そのままドリブルで相手をかわし、中央からシュート、枠を捕らえられず。
30分 19太田OUT 25堀口IN
32分久しぶりに右サイドを駆け上がった18大川からゴール前へ絶妙なセンタリング、フリーの26富山の頭にドンピシャ! しかし、わずかにゴール右にそれる。 惜しい!
終盤は、相手がなりふり構わず上がってきたため、押し込まれる場面もあったが、DFが落ち着いて対応して事なきをえる。
試合終了
後半は序盤に点数を取れたこともあったが、相手サイドでボールをキープすることができ、かながわクラブのペースで試合ができた。 全体的に前への意識もあったと思うが、ゴール前でのチャンスも何度となくあった。 しかし、ゴール前でシュートチャンスを逃し、ボールをパスするしかなく、小さくつなごうとするが、最後で相手をかわせずシュートが打てない。 やはりこれも、ゴール前の小さなスペースに集まりすぎて、フリーの選手がなかなかいなかった。 ゴール前でパスを出すにしても、苦し紛れにパスを出していたら、もらった選手も次の行動に時間がかかってしまう。 パスを出すときは、パスの受けての気持ちになって、パスを出さなければ、シュートまで持っていけない。 パスの受け手もパスがきたときのことを考えながら、その位置に移動しながら、次のシュートまで持っていくイメージを持ちながら、受けなければ、相手DFに阻まれてしまう。
試合を通して、中盤から前の攻撃、特にシュートまで持っていく意識を持って攻撃をしなければ、ゴール前のパス交換で終わってしまう。
今年のかながわクラブの課題である考えるサッカー、他の選手とのコミュニケーションの大切さがわかった試合ではないだろうか。
19太田 今年公式戦初ゴール「あれは決めて当然でしょ〜」
36萩生田 前半終了間際「まだ10分しかたってないと思った」 フルマラソンを完走する強靭な体力。
21柳川 「今日は勝てても上位相手に通用するか・・・」
リーグ戦ではなく、トーナメントでは形はどうあれ、勝利することが全て。 その点では1−0であっても、今年初の公式戦を勝利で飾ったことは収穫であろう。
すでに今年に入り、練習試合を2試合行って、今日の18大川のサイドバックは合格点。 攻撃に行くのか、カバーに入るのか、自分のいなければならない位置が明確になってきたのではないだろうか。 ただし、DF面では相手のサイド攻撃に対して、あたり負けをする場面もあったので、体力強化が課題。
攻撃面ではやはりシュート不足。 あれだけゴール前にもって行きながら、シュートまで結び付けられない。 人数をかけた攻撃では、ゴール前に人が集まりすぎ、サイド攻撃では中央で待ってる選手が少ない。 これも考えるサッカーではないだろうか?
たとえば、サイド攻撃や、中盤からたてへのスルーパスが出そうな時に、ゴール前へ駆け上がる、ただしその駆け上がり方も、相手のDFがマークに付いたまま上がっている。 多少左右にぶれながらDFの背後に回ったり、あるいはFW選手同士クロスして上がるなど、工夫をして上がれば、フリーになるチャンスが生まれるはず。 今日は中央でボールを受けても、相手DFがすでに付いており、シュートコースがない、横に流しても選手の足元で、DFの裏を突いていない、・・・この繰り返しだった。
練習を通じて、考えるサッカーを実践してもらいたい。