1月20日(日) 住友電工横浜グラウンド 13:00〜

対戦相手    六浦FC(KSL-1)

神奈川県社会人サッカー選手権3回戦

かながわクラブ 1−2 六浦FC(前半1−0)40分ハーフ


かながわクラブ先発メンバー
GK  21柳川
DF 18大川 27眞弓 2佐藤 15栄
MF 14津久井 36萩生田 8角木 31舘
FW    19太田 26富山

天皇杯予選も兼ねている社会人選手権の3回戦。 相手六浦は神奈川県社会人リーグで常に上位にいる強豪。 特に攻撃陣は強力。 ただし、この大会、昨年は六浦FCには勝っており、今回も勝利して県リーグへ弾みをつけたいところ。

13:10 前半開始
先月に続いての住電グラウンド、あちらこちらぬかるんでたり、グラウンド状態が悪いところが残ってる。 ボールコントロールが勝負の鍵を握る。
2分 六浦FC 中盤でボールを奪われて速攻を仕掛けられる。 左サイドを破られ、逆の右サイドフリーの選手にパスが通る。 中央の選手に折り返されて、ポストプレーからワンタッチで2列目からシュートを打たれる。 ゴール。 0−1。 相手の出方を伺うまもなく、守備が翻弄されて防ぐことが出来なかった。 敵ながら見事な攻撃。 
序盤に点数を取られたため、また、六浦FCの攻撃は人数をかけてサイドからくるため、かながわクラブのDFの意識が強くなりすぎて、FW2人を残して引き気味になる。 そのため、自陣からパスをつないで相手陣内に攻め込むことが出来ない。 特に中盤でボールをキープしたり、散らしたりする選手がいなくなり、パスの出しどころも無い。 また、相手の早い寄せにボールを奪われる場面も多く見られた。
六浦FCの攻撃は徹底したサイド攻撃。 それも、一人ではなく複数でサイドを突いてくるため、対応もうまく出来ない。
11分かながわクラブ 相手ペナルティーエリアすぐ外側、正面という絶好の位置からのFK、14津久井がゴールを狙うも、相手の壁に阻止される。
14分かながわクラブ パスがつながらないため、攻撃の糸口が見えない。 しかし、相手の攻撃を防いだあと、31舘の逆襲ドリブル、自陣ゴール前から、独走状態で相手ペナルティーエリアまで持っていく。 しかし最後は、DFに入られる。
前半中盤以降も依然としてパスがつながらず、相手の寄せも早いため、苦し紛れに大きく前へボールを蹴るだけになってしまう。 
26分六浦FC 右サイドから大きく左サイドにパスを通され、中央に切れ込んできてシュート、ゴール左に外れる。
終盤になり、多少ボールを持てるようになってきた。 グラウンド状態にあったボールの持ち方ができてきた。 いい体制でボールをもてれば、パスがつながるようになってきた。
前半終了

前半総括
いきなり、ゴールを割られたときは、何点取られるのか、という思いもあった。 かながわクラブとしては、かなり引き気味ではあったが、何とか1失点でしのぐことが出来て、後半へ望みをつないだ。 ただし、攻撃に関しては、1度も相手を脅かすような攻撃が見られず、ゲームを組み立てることが出来なかった。

後半開始
前半とメンバーは同じ。 後半開始してから、前半よりはパスがつながるようになってきた。 相手六浦FCが、リードしているからか、中盤のDFの意識が強くなったからか、かえってそれが幸いして、DFラインからパスをつないで、相手に攻め込むことが出来るようになってきた。 特に中盤のボランチの36萩生田、8角木がボールに絡めるようになり、スペースにボールを出せるようになってきた。 
また、DFの27眞弓、2佐藤が1対1の場面でも、体を張って相手の攻撃を阻止する場面も数多くあった。
16分かながわクラブ 六浦FCペナルティーエリア右サイドからのFK、27眞弓の蹴ったボールは低く強いゴロ、それに26富山がボールをそらして、ゴールへ流し込む、ゴーーーール!!! 1−1。 待望のゴール。 
21分 26富山OUT 25堀口IN   15津久井をFWに、25堀口が中盤に入る。
その後、かながわクラブの攻勢が続く。 前に張ってる15津久井に合わせるように、縦へのボールが多くなる。 左サイドからも、15栄のオーバーラップ、31舘のドリブル、などでチャンスを作ろうとするが、六浦FCも必死のDF。 
28分六浦FC 自陣左サイドから、中央の選手にパスが通り、GKとDFの間に入られる。 個人技でGKをかわすようなシュート、ゴール。 1−2。 かながわクラブとしては、前がかりになっていただけに、一瞬の隙を突かれた悔しい失点。 
その後もかながわクラブは、中盤を省いてロングボールで前線にフィードして、チャンスを作るが、得点には至らない。
36分 15栄OUT 24河野IN   3バック3トップにして、パワープレー。 しかし、得点には至らず。
試合終了

得点は1−2、しかしそれ以上に実力差を感じたゲーム。 特に前半は、ボールが足につかないかながわクラブに対して、しっかりワンタッチでもボールをつなげる六浦FCに翻弄された。 コンディションの悪い中、それでもボールをコントロールできる個人技を持っているかどうか、ボールを自分の前で持てるかどうか、その差が出た試合であった。 今日のかながわクラブの交代要員は怪我人を除けば3人、それに対して、六浦FCは層の厚さもあるが、フル登録で5人のメンバーチェンジ。 今シーズンのリーグ戦を戦い抜くには、全員の結集が必要ではないだろうか。

falcon's eye

やはり六浦FCは強敵であった。 簡単に勝てる相手ではないと思っていたが、予想以上にかながわクラブのサッカーをさせてもらえなかった。 これで社会人選手権は終了。 次の目標はいよいよ4月に開幕する県リーグ。 しかし、今のままでは長丁場になるリーグ戦は戦いぬけない。 リーグ戦に向けて、個人個人が高いモチベーションを維持して、練習に望まなければ、今日と同じ結果が待っている。