9月28日(日) 海の公園なぎさ広場 19:05〜

対戦相手    港北FC

神奈川県社会人リーグ

かながわクラブ 1−1 港北FC(前半0−1)


かながわクラブ先発メンバー
GK       12古田
DF 27眞弓 32樋口 2佐藤 33瀬田
MF 14島津 13神崎 8角木 6堀内
FW    11二木 29堀田

サブ:21柳川、3大原、15栄、18大川、36鈴木、25堀口、17福井、10ア、24河野、26富山、19太田、


前節対六浦FC戦に勝利し、1部残留を確実にするためにも負けられない試合。 先発メンバーはFWに11二木が復帰し、あとは前節と同じメンバー。港北FCは中盤から人数をかけて早いプレスをかけてくるチーム、中盤でのボールコントロールが鍵を握る。 

19:05 前半開始
1分 かながわクラブ 中盤の13神崎から左サイド6堀内にフィード、中に切れ込むと見せかけてゴール前で11二木へのマイナスのパス、そのままシュート、相手DFに当たりはね返される。
4分 港北FC 左サイドからゴール前ファーサイドのフリーの選手にクロスが通りそのままボレーシュートを試みるも空振り。
8分 港北FC かながわクラブゴール前でボールが浮いてルーズになる、それをヘディングで押し込もうとするも左にそれる。
 港北FCの攻撃は中盤もさることながら、ゴール前に人数をかけてきている。 また、ゴール前での人の動きが巧妙で、かながわクラブの選手のマークがはずされることがある。
15分 かながわクラブ 右サイドを抜けた11二木がボールをキープ、14島津に後ろに下げてクロスボール、29堀田に通りシュートするもGK正面。
19分 港北FC フラットになりかけていたDFラインの裏を突かれて、スルーパスを出されるも、2佐藤の粘り強い守備で何とかコーナーに逃れる。 そのコーナーキックからこぼれだまをシュートされるが、GK12古田のセーブ。
23分 かながわクラブ ディフェンスラインから2佐藤が左前線へロングフィード、6堀内に通りそのままドリブルでゴール前に切れ込みシュート、GKがセーブ。
25分 港北FC コーナーキックのこぼれだまがサイドに流れ、再びクロスボール、ゴール正面からシュート12古田のセーブ。
 港北FCに押し込まれる時間帯が続く。 かながわクラブはDFラインでサイドは変えられるが、そこからボランチあるいはサイドの選手のところでボールが落ち着かず、なかなか前線へボールがつながらない。 中盤のプレスをかけてくる港北FCにボールを奪われる場面が多く見られる。 幾度となくピンチを迎え、コーナーキックに逃れるのがやっと。
34分 かながわクラブ 中央11二木から左サイド6堀内へ、DFを振り切りクロスを29堀田に通す、そこからシュート、再びGK正面、おしい。
37分 港北FC 左サイドからのクロスボール、ヘディングで落とされ、そこをフリーでシュートを打たれるがゴール上にそれる、危ない。
42分 港北FC フリーキックからヘディングシュート、ゴール上。
44分 港北FC コーナーキックからファーサイドに、ボールをマイナスに落とされたところをシュート、ゴール、0−1。 前半の苦しい時間帯をしのげず、ゴールを許す。


前半総括
港北FCの分厚い攻撃に対応ができず、DFとボランチあるいはサイドMF、だれがどこで守るかはっきりしなかった。 人数は足りているはずが、マークをうまくかわされ、相手選手をフリーにさせてしまう場面が多く、何とか体を張ってコーナーに逃れる、これの繰り返しだった。 前半港北FC10本近いコーナーキックに対して、かながわクラブ0。 攻撃もサイドと中央の選手の距離が遠く、サイドを立てにつなごうとしてカットされる、以前のかながわクラブの悪いパターン。 さらに、前半終了間際に失点し、流れは完全に港北FC。 如何に打開して追いつき勝ち越すことができるか、課題の残る前半だった。


後半開始
後半から8角木OUT、25堀口IN、13神崎のワンボランチにして、25堀口を右サイドに、右サイドの14島津をトップ下において、ボックスからひし形に変更。
後半開始してからは、システム変更が功を奏し、中盤でボールがまわり始める。 それぞれの選手の役割がはっきりしてきだした。 
8分 かながわクラブ 右サイド11二木のドリブル突破、ゴール前中央14島津にラストパス、そのままシュート、相手DFにはね返される。
9分 港北FC 中盤でボールを奪われゴール正面からシュート、GK12古田が何とかはじいたところをつめていた選手が再びシュート、これも12古田の反応のいいセーブで何とかしのぐ。
12分 港北FC 右45度約30メートルからのFK、クロスと見せかけて裏をかいて直接低い弾道のシュート、一瞬12古田が裏をかかれるも、死守。
13分 6堀内がこの日2枚目のイエローカードで退場、1点ビハインドの状況で中盤でボールがまわりだしてきた時だけに、さらに状況が苦しくなる。 29堀田の1トップで11二木が中盤に下がり気味になる。
22分 港北FC 左サイドでクリアーボールを拾われ、そのままシュート、ゴール左にそれる、危ない。
24分 かながわクラブ 相手陣内に入ったところからFK、14島津のボールは鋭くゴール前へ、2佐藤がうまく後ろへそらしそのままゴーーーーーーール!!!!!  1−1。 苦しい状況の中、窮地を救った2佐藤の技ありゴール。 
27分  14島津OUT  26富山IN  運動量を生かし26富山を中盤に、11二木を再び前線へ。
34分 かながわクラブ 12GK古田のボールが相手DFの裏に抜け、反応した11二木がドリブルで持ち込むが相手DFに入られる。
35分 かながわクラブ 守備に回っていた25堀口から中央の13神崎へ、振り向きざま最前線の11二木へパスが通りそのままシュート、惜しくもゴール右にそれる。 しかし、スペースを使ったシンプルで早い攻撃。
38分 港北FC 左サイドをドリブルで突破され、そのままシュート、GK12古田がはじく。
この時間帯はかながわクラブが人数が少ないにもかかわらず、そのハンディを運動量でカバーし、勝ち越し点を狙うべく29堀田、11二木が果敢にDFの背後を狙う。 特に中盤に入った26富山はDFにも攻撃にも顔を出し、ボールに絡む。 相手港北FCも勝ち越し点を狙って前戦に人数を残すものの、DFとFWとの距離が開き、中盤をかながわクラブが支配できるようになった。
43分 かながわクラブ 逆襲から右サイド25堀口がゴール前へクロス、惜しくも29堀田に合わず。
44分 港北FC FKからフリーでヘディング、かろうじてGK12古田がボールにさわりクリアー。
44分 かながわクラブ 右サイド25堀口から逆サイドの11二木へ、フリーでそのままドリブル、GKと1対1・・・シュートはGK正面!! おしい!
試合終了


試合総括
前半はかながわクラブの悪いサイクルに入りそうだったのを後半建て直し、また、人数が少なくなってからさらにそれぞれの役割がはっきりしてきたためか、ボールがつながるようになり、何とか引き分けることができた。 今日の課題は流れの中でのDF、特に人数をかけてくるチームには、ボランチはサイドの選手との連携がもっと必要になってくるはず。 また、DFをかわす動きをされたときに、ボールを見ながら相手のマークをしっかりできるかどうか。 
攻撃面では人数が少なくなってからのほうが、効果的にできた理由は、もちろん運動量。 しかし、まだパスを出した後の動きを考えておらず、ボールを持った選手が相手に挟まれる場面が多く見られた。 闇雲に運動量を増やすのではなく、相手をかわしてボールを受ける体制、パスの出しても選択肢を考えてボールを受ける、そうすればもっと簡単に攻撃ができたのではないだろうか。 後半35分の攻撃パターンは、練習でもなかなか出てこないアイデア。 視野を広げればできるのではないだろうか。


選手コメント
12古田 相手フリーのシュートに幾度となくすばやい反応「いやー、まだまだです、反省。」
33瀬田 終盤粘り強い守備で貢献「守備はそれなりに、でもそこから前へのパス出しがうまくいかなかった。」
14島津 「今日はひし形にしたほうがパスがつながった。サイドと中央の距離が良くなった。」

falcon's eye

試合全体を見れば、一人少ない状況で引き分けは良しとしなければならない。 しかし、人数が少なくなってからのほうが動きが良くなったことは、なぜ最初からできなかったのか、と思うのは私だけだろうか? 収穫は監督不在の中、後半立て直せたことだろう。 特に後半人数が少なくなってから、26富山を中盤で使った新副キャプテンの津久井の作戦は今日のMVPに値するだろう。 
勝ち点1をもぎ取ったものの、残留確定とはいかなかった。 最終節の東海FCWings戦に全てをぶつけてもらいたい。 

広報から
本日も途中雨が降り、寒い中観戦していただきありがとうございました。 次節10月12日に勝ってすっきり残留を決めて、2002年度以来2回目の勝率5割、さらに最高の勝ち点16にしてシーズンを締めくくりたいと思っています。 最終節も応援よろしくお願いいたします。