10月12日(日) 平塚馬入公園人工芝 17:05〜

対戦相手    東海FCWings

神奈川県社会人リーグ

かながわクラブ 0−0 東海FCWings(前半0−0)


かながわクラブ先発メンバー
GK       12古田
DF 27眞弓 32樋口 2佐藤 33瀬田
MF 14島津 13神崎 8角木 25堀口
FW    11二木 29堀田

サブ:21柳川、3大原、15栄、18大川、36鈴木、17福井、10ア、24河野、26富山、19太田、30井村

神奈川県リーグ最終節、まだ残留が決定していないかながわクラブにとっては負けられない試合。 今節出場停止の6堀内に代わり、最近好調の25堀口を先発に起用。 負けてはいけない試合だけに、守備も重要だが、相手に合わせることなく自分たちのペースに持ち込めるかどうかがこの試合の鍵。

17:05 前半開始
4分 東海FCWings スローインから右サイドで持たれ、マイナス気味のボールをシュート、ゴール右ポストに当たる、危ない。
試合開始直後から、東海FCWingsのサイド攻撃からピンチを招く。 中盤のボールポゼッションは互角だが、そこからゴールへ攻める人数が違い、なかなかかながわクラブは相手を脅かすところまで行かない。
12分 かながわクラブ 右サイド14島津が粘ってファーサイドの25堀口へ、シュートはゴール右へそれる。
左サイドの33瀬田が積極的な上がりを見せて、ようやくサイド攻撃の形ができつつあった。
18分 東海FCWings 左サイドから崩されてゴール前へセンタリング、シュートはゴールの上にそれる。
19分 かながわクラブ 右サイド11二木が粘ってゴール前へ折り返し、しかし25堀口に合わず。
かながわクラブは攻撃のバロメーターでもある中盤でのサイドチェンジがなかなかできない。 特に右サイドは縦へボールを通そうとするが、相手に縦を切られており、ボールが前へつながらない。 中央に出そうにも、相手の中盤の人数が多く、なかなかスペースを見つけることができない。
22分 かながわクラブ 左サイドからスローイン後、25堀口からクロス、29堀田に通るがシュートは相手ゴールキーパーがセーブ。
23分 東海FCWings かながわクラブの右サイドの深い位置でボールをカットされ、そこからシュート、クロスバーをかすめる。
25分 東海FCWings ゴール前混戦の中、スルーパスを出されフリーでシュート、GK12古田が何とか片手でゴールを死守。
29分 かながわクラブ 中央やや右サイドの29堀田から左サイドフリーの25堀口へ、そのままシュート、しかしサイドネット。
34分 かながわクラブ 左サイド13神崎から右サイドの11二木へ、マイナスボールを29堀田に落としてシュート、しかしゴール上にそれる。
39分 かながわクラブ 右サイド11二木からのクロス、25堀口が相手をかわしてシュート、GK正面。
42分 かながわクラブ スローインから14島津の個人技で相手をかわしてそのままシュート、ゴール右にそれる。
前半終了

前半総括
守備に関しては、何とか人数をかけていたので防げていたが、その一歩手前で相手のサイド、あるいは中盤から簡単にゴール前へボールをあげさせて、幾度となくピンチを招いた。 中盤でのプレスがあまり高い位置でできていないため、フリーでボールを持たせてしまい、その間に攻撃に人数をかけてきて東海FCWingsの攻撃の形ができてしまっていた。 一方攻撃では、中盤を支配されていたので、思うようにサイドチェンジができず、えぐる形がなかなかできなかった。 攻撃にもボランチやサイドバックが参加した時には、パスの出所があり、相手をひきつけることができその裏のスペースにチャンスを見出すことができたが、決定的なチャンスも決定力不足。 後半立て直さない限り、かながわクラブの勝機は出てこない。



後半開始
後半から14島津OUT 19太田IN
後半開始から14島津に変えて19太田を起用。
5分 東海FCWings 右からのクロスを中央でヘディングシュート、ゴール上にそれる。
9分 かながわクラブ 自陣でのコーナーキックのこぼれだまから、右サイドを駆け上がった19太田へ、中央の11二木を経由して25堀口に縦にスルーパス、しかしオフサイド。 速い展開の攻撃。
15分 東海FCWings ペナルティーエリア外側の混戦からシュートを打たれる、DFにあたりコースが変わるが、12古田が何とかセーブ。
16分 かながわクラブ 中央で11二木がボールキープして29堀田へ縦へのスルーパス、抜けたと思われたが、オフサイド。
17分 東海FCWings 左サイドからフリーでクロスを上げられ中央でヘディングシュート、12GK古田が抑える。 
かながわクラブとしては、カウンターからの攻撃でチャンスを作るものの、相変わらず相手の攻撃で簡単にクロスをあげさせてしまう。
19分 かながわクラブ 右サイドで19太田が相手をかわして、ゴール前へグラウンダーのクロス、11二木がシュートを打つと見せかけてそのままスルー、25堀口がフリーでシュート、しかしゴール上にそれる。 惜しい。
29分 かながわクラブ 29堀田が中央で11二木へスルーパス、しかし相手GKに阻まれる。
31分 東海FCWings 左サイドからゴールに向かってくるクロス、何とかヘディングでコーナーに逃げる。
守備に人数をかけているので、ゴールは守っているものの、そのこぼれだまをことごとく東海FCWingsに拾われて苦しい時間帯が続く。
40分 東海FCWings 左サイドからゴールに向かってクロスボール、一瞬ゴールを決められたかと思われたが、その前のクロスボールをあげるときにタッチを割っていたため、事なきをえる。
41分  25堀口OUT  18大川IN
42分  29堀田OUT  26富山IN
44分  13神崎OUT  10ア IN
試合終了

試合総括
今年のかながわクラブを象徴するような試合内容。 勝ち点1を得て1部残留は決めたものの、なぜか素直に喜べない。 DFのがんばりで何とか無失点で終えたものの、相変わらずパスがつながらなかった。 パスが続くためには、パスの出してと受け手の意思疎通が必要だし、パスの出し手は受けやすいパスを出し、受けては自分がいい形でボールをコントロールできて相手をかわせるようなトラップが必要だし、パスを受けたならば、あるいはその前に次に何をするかある程度のアイデアは持ってなければ、なかなかパスを続けることができない。 今日のゲーム中のパスはそれのどれかが欠けていて、思うように攻撃につなげることができなかった。 意図なく前にボールを蹴るだけでは、相手に主導権を渡すようなもの。 来年に向けて、攻撃力のアップが必要。



選手コメント
12古田 相手の攻撃をファインセーブで0点に抑える「なんとか0でよかった。でも、いっぱいいっぱいでした。」
8角木 「守備は何とかなったけど、攻撃が・・・・。 上がりたくてもなかなか上がれない。」
32樋口 「技術も判断もなかった。 ただボールを蹴るだけのラグビーのようなサッカーだった。」

falcon's eye

今年の県リーグも残留争いでリーグ戦が終了した。 県リーグ開始当初はかながわクラブとして2連勝と言う最高の形でスタートしたものの、終わってみればいつもと同じ残留争い。 結果だけではなく、かながわクラブとして進歩が見られたのだろうか? サッカーがうまい選手というのは、技術力もさることながら、周りを察知する能力、そこからスペースを見つけて動き出すタイミング、他の選手がボールを持ったときの連動、などなど、違う意味でのうまさが加わらなければ、チームとして機能しないのではないだろうか。
もちろんチームとしての力は必要だが、そのためには個の力を上げていかなければ、いけないと思う。 

広報から
本日は遠いところ、また、冷え込む中、たくさんの方々に応援していただき、ありがとうございました。 2002年に県リーグ1部に昇格してから7年目のシーズンが終わりました。 選手たちには一度は優勝争いに加わってもらいたい、スタッフ一同もそのためにできる限りのことをやるつもりです。 来年こそは見に来ていただく皆様にも楽しんでみていただけるようなサッカーを目指してがんばりたいと思っております。
今後とも応援よろしくお願いいたします。