サッカーの話 ~その1
サッカーの話題をひとつ。
サッカーの歴史をひも解いてみると、皆さんご存知のようにラグビーみたいな球技があって、それで手を使わずに足だけでボールを蹴ると言うルールになって、サッカーになりました。 サッカーと言う言葉でも通じますが、サッカー発祥の地イギリスでは手を使っていた時代のハンドボール(現在のハンドボールとはかなり違い、ラグビーのようなもの)に対して、足だけでボールを使う競技としてフットボール(football)と呼ぶのが一般的です。
そのフットボールの協会(Association)が最初にできたのももちろんイギリス、いわゆるフットボール協会(FA:Football Association)です。 日本サッカー協会はJFA(Japan Football Association)と言いますが、イギリスはイングランドサッカー協会とは言わず、ただのFAなのです。 と言うのも、他にサッカー協会がなかったので、イングランドなどの名称をつける必要がありませんでした。 そのため、現在でもイングランドサッカー協会は「FA」で名前が通っています。
ではなぜサッカーと呼ぶのか? そのフットボール協会ができてサッカーの正式名称がAssociation Footballが学生たちに省略されて、Assoccerと呼ばれるようになり、さらに省略されSoccer(サッカー)と呼ばれるようになったようです。 現在Footballをサッカーと呼ぶ地域はかなりマイナーで、大多数の国では現在でもFootballと呼んでいるようです。
FAといえばサッカー通の人は思い出すのが、FA CUP。 イングランドの天皇杯のようなもので、毎年トーナメント形式で優勝を争う大会です。 1872年に始まり第一回の優勝チームはWanderersで、以前稲本が所属していたボルトンの前身です。 それだけでも、イギリスのサッカーの歴史を感じます。 今年のFA CUPはプレミアリーグのポーツマスとチャンピオンシップリーグ(2部相当)で24チーム中12位だったカーディフと言うチームが決勝戦で対戦しました。 プレミアの強豪チームを押しのけてのカーディフの快進撃はイギリスでも話題になりました。 結果的にはポーツマスに0-1で敗れてしまいましたが・・・。
日本のサッカーはその本場イギリスに比べて50~100年遅れているといわれます。 まだ日本にサッカー文化が根付くには時間がかかるかもしれません。 根付く・・・ということはその地域の人たちに愛されるチームになることです。 かながわクラブも来年ようやく30周年、何年かかっても地域のかたがたに愛されるチームになりたいと願っています。
参考HP http://www.thefa.com/default.htm (Football Association)
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